モデルベース開発とは

モデルベース開発(Model-Based Development)とは、制御仕様に不具合がないか、開発初期に検討可能にする​開発手法の一つです。
一般的には”MBD”と略す事が多いです。
従来の開発が仕様書(ドキュメント)をベースに設計から検証といった手順を踏んでいくのに対して、モデル(データ)をベースに仕様検討から検証までを同時に実施できるのが特徴です。
開発後期の不具合による手戻りの抑制や、試作レスを効率化する技法です。

​MBDを適用した製品開発プロセス

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MDBにより設計段階で”仕様定義やソフトウェアが要求を満たしているか”​のシミュレーションが可能、早期の不整合箇所の検証・修正が可能に。
評価プロセスで発見されることが多い機能未達や制御仕様の不整合等の不具合を、設計プロセス上で発見、改善することで、”試作回数の抑制=開発コスト抑制”につながる。またMATLAB/Simulinkを使用することで、コードの自動生成が可能となり、ソースコード化する際の人為的なミスを未然に防ぐことができる為、修正にかかる工数の削減につながります。
​これにより、エンジニアは本来の”より良い製品の開発”や”技術向上”に費やす時間を確保する事ができます。

シミュレーション例

自動車加速シミュレーション

目標:15秒までに50km/h以上になること、25秒後までに50~60km/hの車両速度に入ること

この車両には8段階ギアがあり、ペダルを踏むことにより、速度とギアの変化が確認することができます。

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ペダルの踏み具合はペダル操作データにより、様々なパターンを簡易にテストできるようにしています。